平成25年度後期特別展『京都の戦国時代 ー応仁の乱から本能寺の変までー』(2月15日~6月22日)
この度、京都市と公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所では、日本の歴史において大きな変換点となった戦国時代を広く市民の皆様に知っていただくため、市内各所で見つかった城館跡の紹介や商工業の発展を示す豊富な遺物の特別展示を下記のとおり開催いたします。
今回の特別展示は、戦乱の世を逞しく生きた人々の息づかいを感じることができる展示となっておりますので、皆様の御来館をお待ちしております。
記
1 日 時:平成26年2月15日(土)〜6月22日(日)
(開館時間)午前9時〜午後5時 *入館は午後4時30分まで
(休館日)月曜日(祝日の場合は翌平日)
2 場 所:京都市考古資料館1階特別展示コーナー
(京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町265番地の1) アクセス
3 内 容:戦国時代の幕開けは、市内で勃発した応仁・文明の乱(1467〜1477)とされています。
戦乱の時代にあって、洛中洛外各所に城館が築かれ,寺院や町衆は自衛のために堀を構え
ました。その一方で、戦乱の時代は人々の集住と各地との活発な交流を促し文化や商工業
の面では大きな発展を遂げました。今回の特別展示では、応仁・文明の乱から本能寺の変
までの調査成果を紹介し、出土遺物の展示を通して、京都の戦国時代を考古資料から解説
します。
○パネル・地図・絵画
・応仁・文明の乱(被害状況図・関連場所の紹介・天龍寺や相国寺の堀など)
・洛外の山城・居館・集落(船岡山城・革嶋館・大藪遺跡など)
・天文法華の乱など(山科本願寺跡・本圀寺跡・惣構の堀など)
・商工業の発展(町並・辻子の紹介・酒屋跡・土倉跡など)
・戦国時代の技術と文化(庭園・石樋・陶磁器・墓地出土遺跡・石垣など)
・織田信長の遺跡(旧二条城跡・二条殿跡・本能寺跡など)
○遺物
・京都市指定有形文化財「旧二条城関連の石造物(石仏など)」「鞍馬二ノ瀬出土銭」
・本能寺の変の焼瓦と出土遺物
・応仁・文明の乱や天文法華の乱などの戦場となった天龍寺や山科本願寺跡の出土遺物
・戦乱の世を示す武具(鏃・脛当てなど)
・商工業の発展を示す遺物(輸入陶磁器・酒屋の大甕など)
4 入館料:無料
5 主 催:京都市考古資料館、公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所
6 問合先:京都市考古資料館 電話 432-3245 Fax 431-3307 E-mail : info@kyoto-arc.or.jp