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企画陳列「東寺の桶巻作り平瓦」(終了しました)

 終了しました。

   平成29年(2017)、東寺(教王護国寺)境内を南北に区切る北大門両側の築地塀の修復工事に際して、屋根に葺かれていた瓦を下ろしたところ、桶巻作り技法で製作された痕跡がある平瓦が見つかりました。桶巻作り技法は古代の飛鳥・白鳳時代を中心に使用された製作技法ですが、今回、発見された瓦は鎌倉時代から室町時代に属するもので、中世にも桶巻作り技法で製作された平瓦が存在することが明らかとなりました。

   日本における瓦生産に係る貴重な事例であることから、東寺より当該の平瓦3点の寄付の申出を受け、京都市考古資料館で収蔵することになりました。

   今回の展示では東寺より寄付を受けた桶巻作り平瓦3点を陳列し、合わせて桶巻作り平瓦の製作工程をパネル・配布資料にて解説することで、瓦の製作技法を紹介する。

 

 

 

1.期     間 令和3年6月1日 ( 火 ) ~ 令和3年6月13日 ( 日 )

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

 

更新日2021-06-13