速報展「蓮華王院三十三間堂の発掘調査」
京都市考古資料館では、10月6日より下記の要項で、速報展「蓮華王院三十三間堂の発掘調査」を開催しています。
蓮華王院は、平安時代後期に後白河法皇が造営した寺院で、三十三間堂はその本堂です。今年4月から5月にかけて実施した発掘調査では、三十三間堂北側で蓮華王院の造営にあたって行われた大規模な地業(じぎょう=地盤改良工事)の状況が明らかとなりました。見つかった地業は、平安時代後期の大規模な建築工事に伴う工法の実態を示す貴重な成果です。
展示では、地業の断ち割り断面の土層剥ぎ取りパネルとともに、発掘調査状況写真および出土した三十三間堂創建期の瓦を展示します。
1.期日 平成28年10月6日(木)~平成28年10月30日(日)
2.開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
3.入館料 無料
4.展示資料 三十三間堂地業土層剥ぎ取りパネル・三十三間堂出土瓦など
5.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス