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平成30年度 京都市考古資料館文化財講演会のお知らせ

平成 30年度 京都市考古資料館文化財講演会

「新視点 北山殿・金閣寺-南池跡の調査成果から-」開催のお知らせ

鹿苑寺(金閣寺)の鏡湖池の南側には、堤状の高まりに囲われた水の無い池状の地形が存在します。この場所は江戸時代の絵図にも池の様に描かれており、いつの時代にどのような目的で造られたのかは長く不明でした。宗教法人鹿苑寺では、この池を「南池跡」と名付け、その性格の解明と境内の整備に向けて平成 28年度から 30年度にかけて5期にわたる調査を行ってきました。調査の結果、「南池跡」は義満の時代に造られ、水が蓄えられたことはありませんでしたが、島などを備えた庭園空間であり、南池跡に面して建物が建てられていたことなどが明らかとなりました。

今回の講演会では、この新たな事実が判明した「南池跡」について、発掘調査の成果を踏まえて、北山殿・鹿苑寺の歴史の中での意義、今後の鹿苑寺の中でのあり方などを考えたいと思います。

 

1 開催日  平成 30年 11月 17日(土)

2 時 間  13時 00分から 16時 20分(受付・開場は 12時 30分から)

3 会 場  京都アスニー 4階ホール (京都市中京区丸太町通七本松西入)

4 参加費  無料(事前申込不要 当日先着 400名)

5 講演内容

「鹿苑寺の中の南池跡」 澤 宗泰(鹿苑寺 執事長)

「南池跡の発掘調査成果」 吉崎 伸(公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所 次長)

「北山殿から鹿苑寺へ」 下坂 守(元奈良大学教授)

「鹿苑寺苑池の変遷と南池」 田中 哲雄(日本城郭研究センター 名誉館長)

司  会:南 孝雄(公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所)

 

☞チラシはこちら

 

 

 

更新日2018-10-30