「発掘調査成果写真展2012」開催のお知らせ
京都市と財団法人京都市埋蔵文化財研究所では、平成24年に実施した京都市内での発掘調査の成果を、広く市民の皆様に御紹介するため、出土品の展示と併せて写真展を下記のとおり開催しますので、お知らせします。
主な発掘調査としては、日本最古級の仮名文字が記された土器が多数出土した平安時代前期の上級貴族藤原良相の邸宅「西三条第」跡、本願寺中興の祖蓮如上人の築いた「山科本願寺」跡における石風呂や大規模な井戸、洛西の竹林公園内にある全長100mの前方後円墳「寺戸大塚古墳」の円筒埴輪と葺石、中京区西ノ京で見つかった豊臣秀吉が築造した御土居と巨大な濠跡及びその下層から見つかった西堀川公路跡、1200年間同じ位置で造られ続けた東寺の東築地塀など、土の中に残された長い歴史を、遺物や写真を通じて体感していただくことができます。
記
1.日 時 平成25年3月16日(土)~5月6日(月) 午前10時~午後5時
休館日 毎週火曜日(平成25年3月19日(火)は開館しています。)
2.会 場 京都アスニー1階 古典の日記念京都市平安京創生館
(京都市中京区丸太町通七本松西入)
3.内 容 平成24年に実施した発掘調査成果を、写真パネルと遺物展示で紹介します。
(1) 写真パネル
右大臣・藤原良相の邸宅「西三条第」跡(中京区)、平安京西堀川小路(中京区)、教王護国
寺(東寺)境内(南区)、史跡・名勝嵐山(右京区)、山科本願寺跡(山科区)、寺戸大塚古墳
(西京区)、法住寺殿跡(東山区)、伏見城跡(伏見区)他
(2) 展示遺物
「大井寺」銘軒平瓦(史跡・名勝嵐山)、最勝光院で使用された瓦(法住寺殿跡)、円筒埴輪
(寺戸大塚古墳)
なお、3月23日(土)には、京都市考古資料館第243回文化財講座で15時30分より、京都市
埋蔵文化財研究所調査課長よりパネル解説を行います。
4.入 館 料 無料
5.申 込 み 不要
6.主 催 京都市、財団法人京都市埋蔵文化財研究所
7.問合せ先 財団法人京都市埋蔵文化財研究所 (Tel:415-0521 Fax:431-3307)