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【開催中】企画陳列「上庄田瓦窯跡出土瓦-令和3年度京都市有形文化財指定を記念して-」

ただいま、好評開催中!

   この度、京都市考古資料館では、企画陳列「上庄田瓦窯跡出土瓦-令和3年度京都市有形文化財指定を記念して-」を下記のとおり開催いたします。

   京都市北区西賀茂上庄田に所在する上庄田瓦窯跡は、1940年に木村捷三郎らによって窯跡の一部が発掘調査されて以来、平安京所用瓦の瓦窯として知られています。1995年~1997年・2001年に土地区画整理事業に伴い発掘調査が実施され、良好な状態で平窯2基と工房にかかる遺構を検出し、西賀茂窯跡群に属する平安時代前期の瓦生産遺跡の全貌が明らかとなりました。

   同窯跡で生産された瓦類は、令和3年度に「上庄田瓦窯跡出土品」として京都市有形文化財に指定されました。今回の展示では、その出土瓦を陳列し、遺跡の概要とともに遺構検出状況および瓦製作技法の特徴がわかる写真をパネルで紹介します。

 

上庄田瓦窯跡出土品

 

 

1.期     間 令和 5年 11月 14日  (火) ~ 令和 6年 1月8日  (月・祝)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

 

更新日2023-11-15    

【終了】速報展示「桂川の護岸整備の実態-江戸時代から明治時代に至るまで-」

終了しました!

この度、京都市考古資料館では、速報展示「桂川の護岸整備の実態-江戸時代から明治時代に至るまで-」を下記のとおり開催いたします。

国土交通省淀川河川事務所が淀川水系河川整備計画に基づき、桂川の洪水時における治水安全度を向上させるための河積拡大(掘削工事)を予定しており、2022年 10月から2023年 5月まで京都市伏見区淀水垂町地先において発掘調査が実施されました。調査地は桂川右岸の河川敷に位置しており、長岡京跡・淀水垂大下津町遺跡に該当します。

調査は数カ年に分けて実施する計画となっており、今回の調査は、2021年度の1次調査に続く2次調査となります。2次調査では、江戸時代以降の石積み護岸や水制を検出し、明治時代までの当地における桂川治水工事の具体的な様相を明らかにする重要な成果を得ることができました。

京都市埋蔵文化財研究所では、この成果について 6月 22日(木)に報道発表を行いましたが、安全確保が難しいため一般向けの現地説明会は実施しませんでした。そのため、今回の速報展示では、遺構の検出状況を写真パネルで紹介し、出土した遺物を展示することで、発掘調査の成果を報告します。

 

 

 

1.期     間 令和 5年 9月 26日  (火) ~ 令和 5年 11月5日  (日)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

5.展示解説 10月18日(水) 13時半、15時 (約30分程度)

 

更新日2023-11-11    

【終了】企画陳列「羽ばたけ、平安の鳳凰よ!-上庄田瓦窯跡出土の鴟尾-」

 

終了しました!

この度、京都市考古資料館では、企画陳列「羽ばたけ、平安の鳳凰よ!-上庄田瓦窯跡出土の鴟尾」を下記のとおり開催いたします。

京都市北区西賀茂上庄田に所在する上庄田瓦窯跡では、土地区画整理事業に伴い、1995年~1997年・2001年に発掘調査が実施されました。それにより良好な状態で平窯2基と工房にかかわる遺構を検出し、西賀茂窯跡群に属する平安時代前期の瓦生産遺跡の全貌が明らかとなりました。一連の調査では、同窯で生産、廃棄された瓦類のほかに、他の瓦窯から持ち込まれて同窯の構築材として利用された多量の鴟尾も出土しました。

同窯跡で生産された瓦類は、令和3年度に「上庄田瓦窯跡出土品」として市指定有形文化財に指定されましたが、令和4年度は566点の鴟尾が一括して京都市有形文化財に指定されました。

今回の展示では、そのうち胴部に鳳凰文、縦帯内郭に唐草文のレリーフを貼り付けた鴟尾片を中心に陳列し、鴟尾の概要と出土状況などを写真パネルで紹介します。

 

上庄田瓦窯跡3号窯構築状況(南東から)

 

 

1.期     間 令和 5年 8月 1日  (火) ~ 令和 5年 9月18日  (月・祝)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

更新日2023-09-20    

【終了しました】企画陳列「受け継がれてきた火縄銃」

終了しました。

 
   この度、京都市考古資料館では、企画陳列「受け継がれてきた火縄銃」を下記のとおり開催いたします。

   火縄銃は、天文12 (1543) 年、ポルトガル商船が種子島に漂着したことで日本にもたらされたと伝えられます。日本で火縄銃は、伝来とほぼ同時に製造が始められ、明治時代に至るまで約 300 年間各地で作られます。令和2年、京都市文化財保護課は伏見区日野町の民家に伝世していた江戸時代の火縄銃の寄付を受けました。それは銃全体に美しい装飾を施すことが特徴である堺系の火縄銃と考えられます。

   今回の展示では、寄付された火縄銃1挺を陳列し、火縄銃の概要とともに、施されている装飾の細部写真と説明パネルでご紹介します。また、火縄銃を身近に感じてもらえるように、その大きさや重さを体感できるコーナーを設けて展示をします。

 

 

 

 

1.期     間 令和 5年 6月 20日  (火) ~ 令和 5年 7月23日  (日)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

更新日2023-07-25    

【終了しました】特別展示「おこしやす、古墳時代へ」

終了しました!!

 

   この度、京都市考古資料館では、特別展示「おこしやす、古墳時代へ」を下記のとおり開催いたします。

   およそ3世紀中頃から7世紀中頃にかけて、日本列島の各地で、巨大な前方後円墳をはじめとする古墳が多数築造された古墳時代。今回の展示では、発掘調査で得られた出土品や遺構の写真パネルを通じて、古墳時代の京都に暮らした人々の生活の変化や様々な生産活動、戦争の様子、祭祀や墓制、渡来文化の痕跡等をご紹介します。

鳥羽遺跡出土人物埴輪

1.日 時

令和5年7月8日(土) ~  11月19日 (日)
(開館時間)   午前9時~午後5時 ※ 入館は午後4時30分まで
(休  館  日) 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)

2.場 所

京都市考古資料館 1階特別展示コーナー
(京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町265番地の1)

3.入館料 

無料

4.主 催

京都市考古資料館 公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所

5.後 援

歴史街道推進協議会

6.関連事業

【館長による展示解説】(有料・事前予約制)

※ただいま、事前予約受付中

① 7月9日(日)

② 8月11日(祝・金)

【記念講演会(有料・事前予約制)

※事前予約受付開始は、7月20日(木)~ 予定

① 9月17日(日)内田好昭「古墳時代の京都と渡来文化」

② 10月14日(土)渡邊都季哉「石製模造品と古墳時代の京都-中久世遺跡の調査から-」

③ 11月12日(日)熊井亮介「京都市域の古墳-最近の発掘調査成果をふまえて-」

【遺跡見て歩き】(有料・事前予約制)

※事前予約受付開始は、8月16日(水)~ 予定

① 9月16日(土)桂坂(大枝山古墳群など)

※事前予約受付開始は、10月18日(水)~ 予定

②11月18日(土)向日市(元稲荷古墳、寺戸大塚古墳など)

 

7.チラシ案内(PDF形式)

展示案内チラシ

展示解説チラシ

 

8.問合先

京都市考古資料館 電話 075-432-3245 FAX 075-431-3307
E-mail:museum@kyoto-arc.or.jp

 

 

 

更新日2023-11-21    

【終了しました】企画陳列「八幡山城の秀次館を飾った金箔瓦」

終了しました!

滋賀県近江八幡市の鶴翼山に築かれた八幡山城は、豊臣秀吉の甥・秀次の居城として知られます。天正13(1585)年、秀吉は織田信長の居城であった安土城を廃して、近江における新たな拠点として八幡山城を築きます。現在も各所に石垣が残っており、本丸跡には秀次の菩提を弔う瑞龍寺が京都から移転しています。
八幡山城では、南山麓の秀次館跡で発掘調査が実施されており、200点にも及ぶ多種多様な金箔瓦が出土しています。
今回の展示では、令和4年度後期特別展示「THE 金箔瓦」の関連展示として、秀次館跡から出土した金箔瓦を陳列し、遺跡の概要と遺構検出状況を写真パネルで紹介します。

 

 

 

1.期     間 令和 5年 4月 11日  (火) ~ 令和 5年 6月11日  (日)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

更新日2023-06-13    

【終了しました】企画陳列「出土した雑穀」

終了しました。

本年、令和5年(2023)は、国際連合食糧農業機関により国際雑穀年と定められました。世界三大穀物のコムギ・トウモロコシ・コメ(イネ)は、穀物全体の生産量90%以上を占めており、世界の食料生産の中核となっています。雑穀(millet)とされるアワ・ヒエ・キビ・シコクビエ・トウジンビエなどの穀物は、生産量は少ないながらも三大穀物を生産できない地域では貴重な栄養源となっています。

日本では、コメ(イネ)が主食として生産され続けている一方で、各時代を通じて雑穀が栽培され人々の生活を支えていました。これらの雑穀・穀物は、京都市内の発掘調査で出土しています。

今回の企画陳列では、アワ・キビのほか、オオムギ・ソバ・ゴマ・マメや三大穀物のコメ(イネ)・コムギ・トウモロコシなど、京都市内の遺跡から出土した様々な穀物を展示することで、人々と穀物との関わりを紹介します。

 

 

 

1.期     間 令和 5年 3月 1日  (水) ~ 令和 5年 4月2日  (日)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

更新日2023-04-05    

【終了】企画陳列「ウサギ うさぎ 卯」

絶賛開催中!!

 
   本年、令和5年(2023)の干支は卯(ウサギ)になります。ウサギは飛び跳ねる様子から「飛躍」、多産であることから「豊穣」「子孫繁栄」の象徴とされます。ウサギを造形する考古資料は余り多くはありませんが、「三条せと物や町」の中之町では、ウサギを描いた志野織部向付(5点)、公家町遺跡では、ウサギの土人形が出土しています。

   また、左京区東天王町の岡崎神社は、平安京の東(卯の方位)を守護する神社としてウサギが神使とされます。宇治市宇治神社・宇治上神社は、兎道稚郎子(うじのわきいらつこ)を祭神としており、「宇治」の地名の元となりました。

   今回の企画陳列では、立春の時期に合わせて、ウサギにゆかりのある神社の写真画像、出土したウサギを描いた志野織部向付やウサギの土人形、さらに縁起物のウサギの土製品、ウサギの伏見人形を展示することで、ウサギに関わる文化を紹介します。

 

 

 

1.期     間 令和 5年 1月 18日  (水) ~ 令和 5年 2月19日  (日)

2.開館時間 午前 9時~午後 5時( 入館は午後 4時 30分まで )

3.入館料    無料

4.展示場所 京都市考古資料館1階 エントランス

 

更新日2023-02-21    

【終了】特別展示「THE 金箔瓦」( ~6月18日 )

終了しました!

   この度、京都市考古資料館では、特別展示「THE 金箔瓦」を下記のとおり開催いたします。

   今回の展示では、安土・桃山時代を象徴する遺物の一つである金箔瓦をメインテーマとし、その誕生と展開、終焉までの歴史を追います。建物をきらびやかに飾り立てた金箔瓦は織田信長の安土城に端を発し、織田一門以外の使用が認められませんでしたが、豊臣期には秀吉居城は元より、有力家臣の大名屋敷にも使用されるようになります。安土城・大阪城・聚楽第・伏見城・京都新城・二条城の最新の調査成果とともに、金箔瓦の製作技法復元や科学分析の成果など、金箔瓦の最新の知見について展示します。

1.日 時

令和5年2月11日(土・祝) ~  6月18日 (日)
(開館時間)   午前9時~午後5時 ※ 入館は午後4時30分まで
(休  館  日) 月曜日

2.場 所

京都市考古資料館 1階特別展示コーナー
(京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町265番地の1)

3.入館料 

無料

4.主 催

京都市考古資料館 公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所

5.後 援

歴史街道推進協議会

6.関連事業

◎ 館長による展示解説(有料・事前予約制)

   ① 2月12日(日) ② 3月11日(土)

◎ 文化財講座(京都アスニーにて実施)

   ① 2月25日(土)李銀眞「金箔瓦、織豊政権の威光を天下に示す」

   ② 3月25日(土)山本雅和「深掘り、聚楽第」

7.チラシ案内(PDF形式)

展示案内チラシ

展示解説チラシ

8.問合先

京都市考古資料館 電話 075-432-3245 FAX 075-431-3307
E-mail:museum@kyoto-arc.or.jp

 

 

 

更新日2023-06-18    

【終了】合同企画展「路上カオス-歴史にみる可能性-」(12月14日~1月22日)

 京都市と公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所では、平成23年度から「大学のまち京都・学生のまち京都」の特性を活かし、発掘調査や京都市内の大学・高等学校における「研究・教育」の成果を紹介することを目的として、大学・高等学校との合同企画展を実施しています。今年度は、京都大学大学院工学研究科景観設計学研究室と合同で企画展「路上カオス-歴史にみる可能性-」を開催します。

 今回の展示では、遺跡や出土遺物、絵画や写真などの歴史資料にみる道の使い方を研究する中で、近代以前の道は混沌とした空間であったことを明らかにし、そこに道本来の魅力があることをご紹介できたらと思います。

 

 

1.日 時

令和 4年 12月 14日 (水)~ 令和 5年1月 22日 (日)
(開館時間)午前 9時~午後 5時 ※ 入館は午後4時 30分まで
(休 館 日)月曜日 ※ 月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌平日が休館日

2.場 所

京都市考古資料館 1階特別展示コーナー 、エントランス中央展示ケース
(京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町265番地の1)

4.入館料 

無料

5.主 催

京都大学大学院工学研究科景観設計学研究室

京都市、京都市考古資料館、公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所

京都歴史文化施設クラスター実行委員会

6.問合先

京都市考古資料館 電話 075-432-3245 FAX 075-431-3307
E-mail:museum@kyoto-arc.or.jp

 

☞チラシ(PDF形式)

 

 

 

 

更新日2023-01-22